2014-08-20 誕生 尾崎豊の軌跡を追う 二十代編 #練習用 1990年 3月 時計の針が二十四時間をまわると一日が終わり新しい日を迎える。 二十四歳の誕生日を迎えた時、僕は一人きりでそんなふうに考えていた。 あぁ、祝ってもらうにはあまりにも色々なことがありすぎて、僕はまた一人きりの誕生日を迎えていたんだ。 けれど今が新たな出発の時だとするならば、これまで覚えてきたすべてを糧に、もう一度勇気をこめて生きてゆこうと思う。 生まれてくる全てのものよ、その意味が分かるだろうか・・・・・。