尾崎初の野音は単独公演ではない
女性ミュージシャン白井貴子の前座であった。
演奏曲は以下の通り
この日の観客たちは尾崎目当ての客ではない
白井貴子の客だ、そう思ってしまえば楽だ
自分を少しでも見せつけてやりたいそんな思いが尾崎にあった。
1曲目の「シェリー」を弾き語りで歌い終えると「はじまりさえ歌えない」から始まるロックナンバーたち
曲が「Smbling Rock`n`Roll」になると途中尾崎は照明のイントレに登り、かけていたギターをスタッフに投げるとスタッフたちはPAを支え始める。
客に背を見せた尾崎は壁面の排気孔のネットを向き合った、尾崎は身を乗り出すと、尾崎はそこへ飛び移り、バランスを崩したがバンドメンバーが奏でるギターに音を合わせて体を動かす、バルコニーにたどり着くと、照明トラスへ飛び移る、観客の歓声があがりはすでに尾崎の気にのまれている。
トラスとステージとの高さは4mくらいだったろうか、慌てたスタッフはステージ下を片付けると同時に尾崎は飛び降りる。
そして転倒、ギターを腕に通して再び歌い始める。