matagorou’s blog 尾崎豊 自由に生きられるかそして感動を得られるか

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日本青年館

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1985年 1月12日 日本青年館
 
尾崎コールに迎えられながらギター1本で披露した曲それは「シェリー」
秋田とは違い慣れたような感じで歌いつつ、激しいボーカリングを見せる。
 
2曲目に披露した「はじまりさえ歌えない」この時もそうだ、前奏を弾き終わるとローディーに笑顔で12弦ギターを手渡し、別のギターを受け取ると、跳ねながらギタリストたちを煽って、ポカリスエットを飲む姿が見える。
 
ここで尾崎は新曲を披露する、今まではこの次に「Bow!」のはずであるが、始まった曲は尾崎がギターでまた前奏を弾き始める、ロックビート感もありながら軽快なポップ感もある
 
3曲目「Driving All Night」
どこかを走っている、男は誰のためでもなく、目的をもって何のために走るのか。そんな詩が響く尾崎が導き出した新曲だ。
 
この曲を終えるとギターをローディーに渡して、「バウ!」
と叫ぶといつもの曲が始まる4曲目「Bow!」
 
ギタリストとの絡みもうまく決まると、汗まみれになりながら語りだす
 
「もう解ってくれとは言わねぇけどよぉ、 お前らのその笑い声とか、お前らのその視線が俺を孤独にするんだ」
これは傷つけた人々への曲の前のMCだが、客席から「バーカ」という声が聞こえて、少しざわめきと笑い声が聞こえてくる。
ほんの一瞬、メンバーたちは凍りついた。
 
しかしそんなことを気にせず尾崎は歌いだす。
5曲目「傷つけた人々へ」
曲を歌い終えると、6曲目「ドーナツショップ」を歌いだす。
 
7曲目に「僕が僕であるために」、「街の風景」と歌い流れていく。
 
9曲目「OH MY LITTLE GIRL」を歌い終えるとピアノに座って10曲目「反核」を歌うとやっと尾崎はマイクで語りだす。
 
「俺が学校をやめる間際、随分と頑張ってくれた先生が俺にこんなことを言っていた、本当は教師なんて、踏み台にしてけばいいんだって」
 
11曲目「卒業」
新曲をぶつけると、そのボーカルが響き、観客は圧倒されている。
すぐに尾崎はマイクで語りだす
 
「最近、卒業して、俺の友達が一児の父親になったんだ」
12曲目「Scrap Alley」
これも秋田からやっている新曲だ、骨折していた療養時期にあったことを曲にしたものだ。
 
13曲目「ハイスクールRock`n`Roll」
尾崎は途中で上着を脱ぐと、軽快なロックサウンドとキーボードがなりだす、
「自由、自由、自由」
いったい何度、自由とさけんだろうか。
 
「街を歩くといったいなにを信じればいいかわからなくなる。スクランブル交差点にくると俺は無性に叫びたくなるんだ」
そう言うと今度発売されるシングルに収録される新曲「Scrambling Rock`n`ROll」を14曲目に披露する。
 
「俺はお前のほんのちょっぴりのセンチな気持ちがとっても好きなんだ、俺たちが前街をふらついているとき、俺たちがね、酔っ払っている時にね、坂道の途中にヨレヨレの背広を着たサラリーマンがかばうようにしてたこ焼きを食べていて、俺はそれを見て無性に抱きしめたくなったんだ、それが俺たちのSeven Teens Map!」
 
そう言うと既に彼らのバイブルともいうべき曲「十七歳の地図」を15曲目に歌う。
間髪いれずに16曲目「愛の消えた街」を歌い終えると、尾崎はハープをもってきて、暗いステージの中語りだす。
 
「すべてを受け止められたら、いいって、いつも思ってるけど、俺たちの抱えてる問題、そんなものはたいがい、いいとも悪いとも、yes,ともnoともそんな簡単に答えが出せるものではないと思う。
だから、すべてを受け止められたらいいと思うのだけど、たいがい、俺なんか、闇雲に走り出しちゃって、それでも俺は自分らしさってやつを信じて、これから自分のさがす、愛だとか、真実とか、俺のなかのそんなものをいつまでもさがしていきたい」
 
そう言うとハープを吹いて、歌いだす
17曲目「15の夜」
歌い終えると「どうもありがとう」そう短く言って、ギターを渡して、去っていく。
袖ではマネージャーに先導されて奥で煙草に火をつける尾崎の姿がある。
 
少しの間のリラックスタイムだ。
アンコールの声からユタカと名を呼ぶ声が聞こえてくる
そんな声に応えて、尾崎はアンコールするためにステージへと戻る。
 
アンコール
メンバー紹介を終えると、乱入者が現れた、尾崎と親交のあった、ギタリスト鈴木賢治氏だ、彼が乱入しれ曲も終盤へいくと、演出上仕組まれていた無数の風船が客席とステージを覆う。
 
「俺たちはもっともっと輝くまで走り続けなければ」
そう言うと尾崎はステージをあとにした、楽屋で少し話をした後尾崎は再度、ステージへと行く。
アンコール
19曲目「ILOVEYOU」
前奏で大歓声があがるなか歌い終えると尾崎は再度語りだす
 
「今日はホントに~どうもありがと」
「みんなの思いがむくわれるように、最後にダンスホールって曲を歌います」
20曲目「ダンスホール
歌い終えるとメンバーと並んで、礼を述べる。
 
「みんな俺たちのバンドハートオブクラクションってんだ。よろしく!、みんな今日はどうもありがとう」

そう言うと尾崎はステージから消えて楽屋でメンバーたちと談笑する
このツアーの目玉とも言うべき日本青年館のライブは終わった。
 
そこから楽屋では懺悔の時間が尾崎たちを待ち受けていた。