1988年 2月24日
取材は逮捕の話などが出つつも、これからの仕事に関する質問も飛び出す。
‘新しいアルバムは当然これから作り続けるわけですよね?‘
という問いに
「・・・ええそうですね」
‘ステージに立つことも考えているでしょう?‘
という問いにも
「そうですね・・歌える場所があれば・・・」
と答える。
そしてアルバムを作り上げるエネルギーはあるような気がする
と尾崎は答える。
釈放されてまだ2日。
このときの尾崎からしてみれば今後自分の仕事がどうなっていくのかも見当がつかない時期であったはずであるが、創作意欲は以前よりも増していたのであろう。