1984年 新宿ルイード、秋田文化会館
1985年 日本青年館、大阪球場、代々木体育館、新潟県民会館
以上この6会場を佐藤輝氏は撮影を行った。
それもライブ会場だけではなく、現地入りからリハーサル、ライブ本番、打ち上げ、バックステージ。
カメラを回し続けた時間は24時間ということになる。
それは以前にも述べたありのままの姿を撮るというようなものに近いものがあったであろうし、また佐藤氏も編集を行う映像素材は多ければ多いほど良かったかもしれない。
あれだけのライブを十代で行っておきながら残っている映像は少ないと考えたことは筆者も何度か考えたがその撮影手法と撮り続ける姿勢を考えるば気軽に撮影を行うことは難しく尾崎のコンディションが安定しないことを思うと容易な判断は下せなかったのかもしれない。
しかし尾崎豊のドキュメンタリー映画を作ろうと思えば素材は揃い過ぎていたのではないかとも思う。