LIVE CORE at BIG-EGG1988
８７年のツアー中断後に逮捕、出所と８８年は始まってからこのドーム公演までライブはないのだけど私生活では結婚もあったりと怒濤のように尾崎の時間は過ぎていったのではないかと思うし。
夜のヒットスタジオ、太陽の破片、街路樹のリリースに次いで復活ライブと銘打たれたこのライブは５万人というキャパで行われた。
尾崎としても単独公演では最大のハコだったんじゃないかと思う。
今回の完全版が出る以前よりライブの模様はテレビや既存のソフトで見ることができたのだけど改めて全編を通してみてみると以前の尾崎にあったバンドメンバーとの掛け合いやイントレに登ったりと無茶はないのだけど。
大人になったのか本調子でないのかと思わせる場面があったりするのだけど必死にステージで叫ぶ尾崎の姿には見応えがあり、コンディションや精神状態が良くなかったとはいえ、本番でのこの状態でもうまく観客を尾崎の調子にのせていくのは尾崎さながらであったと思う。
ステージでの尾崎は少し孤独にも見えた昨年のツアーに続いてMCも少なかったが、最後に礼を尽くすあの姿を見ると最後まで尾崎をステージに立たせたのはやはり観客であったと思うライブでありました。
