1988年 7月
空港に着いた2人は、入国審査のところで足止めをくらった。
突然の旅行で宿泊先も決めずに来たことや、帰国のチケットが見つからずに不審に思われたということであった。
入国の理由を明確に伝えるのに難渋したという。
2時間あまり足止めされてようやく解放されたがそのせいで2人ともかなり疲れきってしまった。
シェラトンホテルに電話をして、タクシーにのってマンハッタンにあるホテルへと着いてみたが、部屋は狭く小汚かった。
尾崎は
「この部屋は、俺がNYに住んでいたときのボロアパートにそっくりだ」
と言って期限が悪くなると、落ち込んだという・・