matagorou’s blog 尾崎豊 自由に生きられるかそして感動を得られるか

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尾崎豊の軌跡を追う 十代編

テレビに

尾崎がテレビに出演したのはライブハウスツアー時に大阪で取材を受けた読売テレビでの夕方のニュースであった。 それも5分ほどのVTRに集約されたものであったが、尾崎は中々真面目に取材に応えて学校への思いを語っていた。 しかし尾崎の活動の原点でもある…

この業界の人間はとりあえず焼肉が好き、ことあるごとに焼肉に行った記憶があると回想されているのは、ギターの鴇田氏であった。 彼らツアー軍団も店のビールを切らしたりして、店側にビールを買いに行かせると店員が買ってきたのは冷えてないビールで寒い中…

舞鶴総合文化会館

1985年 12月7日 舞鶴総合文化会館 尾崎は1日の休みを経て京都にきていた ここからの尾崎のスケジュールは中々多忙を極める。 すぐに始まる九州ツアーでは各県の会館をまわるがそれも移動とライブの連続であった。 しばらく内地とはお別れであった。…

奈良県文化会館

1985年 12月5日 奈良県文化会館 少しの空きがあったが、尾崎は関西にきていた。 奈良でのライブはこれが初めてであった。 12月の尾崎が忙しい、この関西でのライブを終えると九州を中心としたツアーに繰り出し、1日の休みを東京で過ごすと東北をまわり、…

福岡国際のこと

まだツアーは続いている。 半分を消化したところと言っていいであろう。 残り半分を12月のほとんどを使い切って尾崎は関西、九州、東北、信越とツアーを続け、行き着くのは ツアー最終日年が明けた1986年1月1日福岡国際センターでのライブである。 …

ツアーの話

ツアーを半分ほど尾崎は消化している。 これからは関西と九州、そして東北と固定された部分を地道にまわるホールツアーとなる。 このツアーでは序盤に行われた代々木体育館での2日間が最大のイベントであり、十代最後のイベントとして盛大に行われたことは…

MCのこと

尾崎はこのツアーのMCからよく言っているフレーズがある。 「愛すること、ためには命を張る」 という言葉であるが、代表されるのが代々木体育館2日目での 「新しい第一歩のために、命をかける」 と話したことであった。 これにはいわゆる評論家たちから厳…

20歳の取材

1985年 11月29日 室蘭 ライブを終えたあとにも尾崎には取材という仕事がある。 ‘えー、今日は11月29日っていうことで、ちょうど尾崎くんの20歳の誕生日の今、ちょうど11時半‘ ‘なんですけども、20歳の誕生日を迎えて、どんな感じがする?‘ と尾崎は…

ライブ後

1985年 11月29日 室蘭文化センター ライブ後に楽屋で尾崎を待っていたのはメンバーたちからの祝いの宴であった。 メンバーたちも尾崎を驚かせようと待っており、それにひっかかった尾崎も尾崎であったがその心境は表情などを見る限り、嬉しそうに見…

室蘭文化センター

1985年 11月29日 室蘭文化センター 20歳の朝もまた雪であった。 札幌から室蘭までメンバーをのせた大型バスはスパイクタイヤをはいていたにも関わらず凍結した路面を滑りながら、走っていた。 会場に着くと全国各地から尾崎の20歳を祝う電報やプ…

壊れた扉から

1985年 11月28日 3rdアルバム「壊れた扉から」発売 オリコン 最高5位・売上43.9万枚。 英題「THROUGH THE BROKEN DOOR」。 北の地で尾崎は「十代」というものに終わりを告げていた、世間ではこの十代最後の日に新アルバム「壊れた扉から」が発売…

十代最後の日

1985年 11月28日 いわゆる世間的に言う「十代最後の日」を尾崎は釧路で迎えていた。 この日は翌日の室蘭公演への移動日であった。 昨夜から降り続いた大雪は朝にはホテルの外を一面銀世界にしていた。 「雪っていうと嫌な思い出が多くて,学校停学に…

釧路市民文化会館

1985年11月27日 釧路市民文化会館 釧路に着くと尾崎は元気に会館をとびまわっていた。 この日は十代としての最後のステージである。 明後日29日20歳の誕生日である室蘭公演では20歳での最初の公演となる。 リハーサルが始まると客席を見渡す尾…

帯広市民会館

1985年 11月26日 帯広市民会館 北海道に尾崎は来ていた。 帯広という地域は東北海道西端の十勝平野のほぼ中央に位置する。 この帯広市民会館のキャパシティは1500人であったが、入りの観客は800人というところいいとこで客入りは6割というと…

代々木のこと

11月14日、15日に行った代々木体育館での尾崎のライブは各関係者を含めてこのツアーでの大きなイベントとして成功を収めた。 会場では関係者用に新しいレコードアルバム「壊れた扉から」も配布され、よりいっそうリアルタイムの尾崎を伝える要因となっ…

北海道のこと

中国地方でのツアーが終ると少しのインターバルがあった。 尾崎は北海道へ行く。 このツアーでは北海道を3箇所まわる。 しかしその北海道公演3箇所のチケットの売れ行きはいずれもかんばしくなかった。 大阪球場、代々木体育館をクリアしてきた尾崎にとっ…

豊岡市民会館

1985年 11月22日 豊岡市民会館豊岡は兵庫県北部但馬地域に位置する市である尾崎は移動して、会館へはいると休む間もなくリハーサルが始まる。キャパシティは1000人前後の会館であるが、昼過ぎからはチケットを片手に列をなしているファンが多く…

鳥取市民会館

1985年 11月21日 鳥取市民会館 キャパシティは1000人にも満たない小さなホールに尾崎はきていた。 中国地方でのツアーも終わりが見えて、コンディションを尾崎は整えてはいるがツアーは日に日に行うコンサートのせいか疲れがとれなければ、心身…

Highの騒ぎ

メンバーもファンの子もスタッフも気分が絶好調に達した、ツアー先のホテル。 ワンフロアー全部で大騒ぎ、あちらこちらから声が聞こえてくる、部屋から部屋へ人は入り乱れてなにがどうなっているのかというのが実情であった。 そんな騒ぎのなかでもギタリス…

徳山市文化会館

1985年 11月19日 徳山市文化会館 尾崎は山口県にきている。 徳山市というのは今日では既になく、、2003年4月21日に、徳山市・新南陽市・熊毛町・鹿野町が合併し現在は、周南市となり、この会館の名前も周南市文化会館となった。 今では旧徳山市文化…

三次市文化会館

1985年 11月18日 三次市文化会館 代々木での打ち上げで、話していた通り尾崎はツアーを続けて、広島にきていた。 この会館のキャパシティは1000人前後であったが尾崎は広島という地域だけでも同じような地域だけをまわらずに同じ県内でも違う地…

挨拶

1985年 11月15日 代々木体育館 メンバーとの簡単な打ち上げを少し切り上げると尾崎は関係者用に用意された席に顔を出す。 今日のイベントの主役である尾崎のようやくの登場であった。 そこには写真家の田島氏、山内氏、インタビュアーの平山氏、藤沢…

代々木のあと

1985年 11月15日 代々木体育館 ライブ終了の打ち上げがすぐに会場の控え室で行われメンバーとローディーによる簡単な打ち上げであったが、先ほどまでステージにいた彼らの顔つきはまた別のものでもあった。 ビールを掛け合う、姿がよくある。 「メン…

代々木体育館 2日目 アンコール

1985年 11月15日 代々木体育館 2日目 アンコール 部屋で煙草を吸いながら上着を脱ぎ捨てシャツ1枚の姿になると煙草を咥えたまま、舞台裏へと歩き出す 暗い道をソラチが懐中電灯で照らしながら歩くと、ステージの階段を登るとスイッチがはいった機…

代々木体育館 2日目

1985年 11月15日 代々木体育館 1日空けた代々木体育館にも観客は押し寄せる。 多くの関係者も彼のステージを見るために関係者席は背広を着た人々で埋め尽くされる。 午後6時を過ぎた頃にバンドメンバー、ハート・オブ・クラクションが姿を現すと、…

代々木の外

1985年 11月15日 代々木体育館 夕方のPM16時頃、観客たちは入り口の前で列を作り、やがては最後尾はどこにあるのかわからなくなる始末でもあった。 長蛇の列を見て驚いたのは少し遅れてきたような学校帰りの女の子たちで、ヒステリックな声をあ…

リハーサル

1985年 11月15日 代々木体育館 「おはようございまーす」 という声が至るところから飛び交うホールの中央からは昨日も見渡した客席を見渡すと、空席の客席を見つつ尾崎はリハーサルを始める。 ギターをかけると、指示をだす。 「ドライビングオール…

代々木体育館 初日

1985年 11月14日 代々木体育館 代々木体育館での2Days初日は14日であった。 1万人を越える観衆に迎えられた尾崎はSEが切れる頃にステージへと姿を現し、ピアノに座ると「卒業」のイントロを弾き出し、このツアーのコンサートが始まりを告…

本の影響

出版した初の著書「誰かのクラクション」この85年の11月目下飛ぶように売れており、増刷が決まったりと出した側としては旨味しかないような状況が作り出されており、結果としては30万部を売り上げることになることは以前述べた。 しかし出版社である、…

ステージ衣装

ステージ衣装というものは1回のツアーで3着ほど用意するのが尾崎のスタイルであったようで、特にロングツアーとなった前回の回帰線ツアーではスタイルを何度かもって、ステージに挑みアンコールにはタンクトップかシャツで出てくるというのが、基本となり…